Lambretta

Derviata D-LD

1951 Lambretta scooter Derviata D-LD

一般の仕様の概要については、MK DまたはMK LDのページをご覧ください。

 

150 D-LDの特徴


バージョンI(1954年半ば〜1955年) :
アルミニウムのハンドルバー、バッテリーと電流整流器なしの電気システム、14mmのガジョン・ピン、フライホイールでの円筒形の電源ソケット、3ノッチの変速機、滑らかなスターター・ケーシング(1955年半ばから最後のモデルのカバーに小さなブッシュ)、クロムメッキされた拡張ボックス付きサイレンサー。
※ 150 LDのみ :サイドパネルにベージュのプラスチック製の空気抜きのグリル。
バージョンII(1955年〜1956年半ば) :
バッテリーと整流器を装備した電気システム、3本のネジのカバー付きスターター・ケーシング、クロムメッキされた拡張ボックス付きサイレンサー、リア・ダンパーの位置(傾斜がより少ない)。
※ 150 LDのみ :サイドパネルにベージュのプラスチック製の空気抜きのグリル。
バージョンIII(1956年から生産終了まで) :
拡張ボックスなしの、2つのbrass inspectionキャップ付きサイレンサー、16mmのガジョン・ピン、最終ドライブの追加オイル・ベント、フライホイールにネジで取り付けた四角形の電源ソケット、ステアリング・ヘッドでの潤滑油付き制御ケーブル、締め付ネジ用のセントラル・のネジ山付きシリンダーのエア・マニホールド、クロムメッキされたスチール・ハンドルバー、5ノッチの変速機、リア・ハブ・ナットに追加の左ネジ。
※ 150 LDのみ :サイドパネルを支えるネジ付きバンプ・ストップ、パネルにより大きなレバー、クロムメッキされたメタルのサイドパネルのエアベント・グリル。

 

125 LD derivataの特徴


バージョンI(〜1955年中) :
クロムメッキされた拡張ボックスのサイレンサー、サイドパネル・ベージュ・プラスチック製エアベント・グリル、3ノッチの変速機、ゴム・インサート付きフロアボード・ランナー(150LDと同じ)、フライホイール・マグネトの中にHTコイル(初期のモデルのみ) 。
バージョンII(1956年中~生産終了まで) :
拡張ボックスなしの、2つのbrass inspectionキャップ付きサイレンサー、サイドパネル・エアーベント・グリル(クロムメッキされたメタル)、5ノッチの変速機、クロムメッキされたスチール・ハンドルバー、潤滑油付きコントロール・ケーブル、締め付ネジ用のセントラル・のネジ山付きシリンダー・エア・マニホールド。

 

125 LD derivata 150の特徴


スイス市場向けのモデル。 実際は150Dのモデルが125CCに縮めたもの。 唯一の審美的な違いは、フロントの「150D」スクリプトの削除。エンジン仕様は125 LD derivataと同じ。

 

150Dの配色と仕上げ


ボディ・カラー・パーツ :
フォーク、フォーク・カバー、フレーム、レッグ・シールド、燃料タンク、グローブボックスとカバー、2つのグローブボックス・クロスメンバ、ヘッドランプ、フロントとリア・マッドガード、ホイール・ハブ、ホイール・リム、フロント・ブレーキ・シュー・バッキング・プレート、フロントとリア・サドル・フレーム(すべての小型スプリングを含む)、スタンド、2つのアンダーフロア・クロスメンバ、スペア・ホイール・ホルダー、ナンバー・プレート・ホルダー(最初の8000台がアルミニウム塗装)とそのブラケット、トーションバー・レバー、シリンダー・ヘッド吸気マニホールド(4個)、ダンパの上部、バッテリー・ホルダ、丸形整流器カバーとそのブラケット、ステアリング・ヘッド・バッジ・マウント。
アルミニウム塗装 :
ツール・キャリア・チューブとそのカバー、ナンバー・プレート・ホルダー(最初の8000台のみ)。
クランク・ケース(すべてのキャスチング)と吸気マニホールド :
アルミニウム塗装。
キャブレター :
エア・フィルターはアルミニウム・シルバー塗装、研磨仕上げボディ、亜鉛メッキされたネジとフィッティング、アルミダイカスト・フロート・チャンバー。
コントロール・ケーブル・シース :
グレー。
サドル :
リアに「Innocenti」とダークグリーンで書かれたダークブラウンのイミテーション・レザー。
サイレンサー :
マットなブラック(ヘッダーがクロムメッキされた場合もある)、クロムメッキ追加。

 

150 LDと125 derivataの配色と仕上げ


ボディ・カラー・パーツ :
フォーク、フォーク・・カバー、フレーム、レッグ・シールド、燃料タンク、ヘッドランプ・ブラケット、フロントとリア・マッドガード、サイド・パネル、ホイール・ハブ、フロント・ブレーキ・シュー・バッキング・プレート、フロントとリア・サドル・フレーム(すべての小型スプリングを含む)、スペア・ホイール・ホルダー、ナンバー・プレートとそのブラケット、トーションバー・レバー、シリンダー・ヘッド吸気マニホールド(4個)、スタンド、ダンパの上部、バッテリーホルダ、丸型整流器カバーとブラケット、レッグシールド内部のグローブボックス(150 LD のみ)。
アルミニウム塗装 :
ツールキャリア・チューブとそのカバー、ナンバー・プレート・ホルダー(最初の8000台のみ)。
クランク・ケース :
アルミニウム塗装(最初のモデルのみ、その後はアルミダイカスト)。
エンジン・パーツ :
アルミニウム塗装。吸気マニホールド、完全な変速機ケーシング。
コントロール・ケーブル・シース :
グレー。
サドル :
リアに「Innocenti」とダークグリーンで書かれたダークブラウンのイミテーション・レザー。
サイレンサー :
マットなブラック、クロムメッキされた補助膨張チャンバー。

 

クロムメッキパーツ


フレーム/ボディ :
ハンドルバー(鉄の場合)とその詳細、ブレーキ・ペダル、フロント・サドルの円錐スプリングとリア・サドルのスプリング/タイ/バー/キャップ、乗客ランニングボードのサポートの棒、リア・グローブボックスのロック・カバー、ステアリング・ヘッド・ケーブル・クリップ(150 D)。チョーク・ノブ、ステアリング・ヘッド・上部ベアリング・サポート・プレート、サイド・パネル・グリル(125-150 LD)。スピードメーター・ベゼル(150 LD)
電気パーツ :
ヘッドランプとテール・ランプの周囲、ホーン・グリル、ライト・スイッチ・カバー。
エンジン :
キックスターター・ペダル、補助膨張チャンバー。
ホイール :
大きなキャップ・ナット(フロント2つ、リア1つ)。

 

カドミウムメッキパーツ


フロントフォーク :
フロント・ホイール・キャリア、ネジ、ピン。
フレーム/ボディ :
すべてのネジとボルト、トーションバーの8字形クリップ、特殊座金、ブッシュ。
電気パーツ :
ライト・スイッチ・カバーのネジ、ホーン・ステムとクリップ(150 D)。
エンジン :
レバー、スタッド、ネジ。
ホイール :
ナット、ブッシュ、ホイール・ハブ・ブレーキ・レバー。

※ 1954年半ばにカドミウムメッキ(白い亜鉛に類似)がニッケルメッキの代わりに導入されました。この新処理方法は、ニッケルメッキ用資材在庫が枯渇した時に採用されました。そのため、1954年~1955年のLambrettaにはニッケルメッキのパーツとカドミウムメッキのパーツがあります。

 

ニッケルメッキパーツ


潤滑油キャップ、給油キャップ、14 mmのホイール・ナット、リア・ダンパーの下部。

 

研磨パーツ


エンジン :
大小のアレン・ボルト、エンジン・ピボット。

 

光沢パーツ


フレーム :
ハンドルバー(アルミニウム製の場合)、セントラル・クランプとレバー・キャリア、フロアボード・ランナー、燃料タップレバー。サイド・パネル・レバー、フロアボード・ランナーの口輪(150 LD)。
エンジン :
キックスターター・レバー(150LDの初期モデル、アルミニウム製のレバー)。

 

メンテナンス・データ


燃料/オイル混合物 :
6%
点火プラグ :
Bosch(ボッシュ) 225ショート・スレッド
潤滑油 :
SAE 15/50、500g
キャブレター :
Dellorto(デロルト)社製 MA 19B4 (150 cc) : 最大ジェット72、最小40、バルブ75
Dellorto(デロルト)社製 MA 18B4 (150 cc) : 最大ジェット70、最小45、バルブ75
点火進角 :
24°-26°、上死点より4-4.6mm前方に

 

Lechlerシステム・カラー


  • サンドベージュ:8029
  • ライトグレー:8012番(1956のみ)
  • アルミニウム(エンジン/フレーム):Fiat 690アルミニウム塗装